【車を持っていない人に特におすすめ】スマートキッズベルトとは?チャイルドシートの代わりになる安全に車に乗れるアイテムを徹底解説!

こんばんは
平日は残業続きで、子どもが寝たあとに帰宅し、なかなか子どもに会えないお父さんも多いのではないでしょうか?
だからこそ、休日は子どもと楽しく過ごしたい。そういう方に向けて私がやってよかった体験や、使ってよかった商品などを紹介します。
娘や息子といい親子関係を築きたい、そういった忙しいお父さんの悩み解決に役立つ情報を掲載しますので、一緒に楽しい子育てライフを満喫しませんか?
今回は、子ども用のシートベルトについて解説します。
皆さんは、こんな悩みはありませんか?

レンタカーで毎回チャイルドシートオプション付けるのにお金がかかるのもったいないな。
お店によっては、車は空いているのにチャイルドシートが空いてなくて他を探さないといけない。

乳児と幼児でチャイルドシートからジュニアシートへ買い直しが必要よね。
弟や妹ができたときのことを考えると残したいけど、今の狭い家じゃ2つもあると置き場にも困るし、捨てて買い直すのももったいない。
私は車を持っておらず、レンタカーやカーシェアを利用するときはオプションを使用しており、上記のような悩みを持っていました。
そんなとき、妻がある商品を見つけました。

ねえ、これよくない?
場所も取らないし、簡単に使えそうよ。
そうして見つけたのが、スマートキッズベルトでした。
↓娘関連で使ってよかったグッズはこちらにまとめています↓
スマートキッズベルト
スマートキッズベルトは、ポーランドで開発された携帯型の子ども用シートベルト補助装置です。
日本国内ではEマーク適合と認められ、子どものチャイルドシートの代わりに使用することができます。
体重がおおよそ15〜36kgの子どもに使えますので、乳児のときに買ったチャイルドシートが使えなくなる4歳〜6歳ぐらいにピッタリです。(公式では3歳〜12歳が目安と記載されています)
↓こんな感じのシートベルトの一部みたいな形をしています。

製品の重さは120gです。
車についている普通のシートベルトに付けて使います。

製品についてより詳しく知りたい方は、METEOR公式HPをご覧ください。
ジュニアシートとの違い
同じようにチャイルドシートよりはコンパクトな背もたれなしのジュニアシート(ブースターシート)との違いをまとめました。
どちらも使いやすいですが、私のように自家用車を持たない場合は、収納面と廃棄面でスマートキッズベルトの方が少し良さそうかなと思います。
項目 | スマートキッズベルト | 背もたれなしジュニアシート (ブースターシート) |
使用年齢 身長または体重の目安 | 3〜12歳 15kg〜36kg 身長目安なし | 3〜12歳 15kg〜36kg おおよそ125cm〜150cm |
安全基準 法律 | △ ECE R44/04適合 道路交通法第71条の3第3項適合 | ◎〜△ ECE R129/03(i-Size) or R44/04適合 道路交通法第71条の3第3項適合 |
価格 | ○ 3400〜3800円(税込) メーカ小売希望価格4,980円(税別) | ○〜△ 3000〜8000円程度 |
収納サイズ | ◎ 収納ポーチで2cm×12.5cm×20cm | △ おおよそ 17cm×35cm×35cm |
重さ | ◎ 120g | △ 1〜3kg程度 |
取付 | ○ 簡単 慣れれば1分以内 | ◎ 簡単 差し込むまたは乗せるだけ (車のシートベルトに繋ぐタイプは少し時間かかります) |
車種 | ◎ 問わない 3点式のシートベルトは必須 | △ 取付可能か製品ごとに確認が必要 |
汚れたとき | ○ 布で拭き取り 中性洗剤使用可能 そもそもあまり汚れない | ○ 布で拭き取り カバー洗濯機丸洗い可能タイプも有る |
廃棄方法 | ○ 自治体によりますが、基本的に燃やすごみとプラで廃棄可能 クリップ外しはステンレスなので、燃やさないごみ | × 自治体によりますが、基本的に粗大ごみ(有料) |
安全基準
スマートキッズベルトは、以下の基準に適合しています。
ECE基準に適合している製品には、以下のようなEマークが付いています。
以下の図は日産自動車HPより引用

ここで、日本で採用されているECE基準のECE R44/04ですが、2013年にECE R129/01という基準が発行され、2023年9月からはECE R44/04からECE R129/03に完全に移行しました。
ECE R129は国土交通省が和訳を出しています。
基準の和訳を詳しく見たい方はこちら
現段階ではECE R44/04の使用も認められており、基準的には特に問題なく使えますが、以下の点は注意してください。

基準って、めちゃくちゃややこしいな。
最低限として、ECE基準に準じていることを示すEマークがあればいいという理解をしておけばいいね。
道路交通法との関係
日本では、6歳未満の幼児を車に乗せる場合、幼児用補助装置の使用が道路交通法第71条の3第3項で義務付けられています。
道路交通法第71条3の第3項
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため幼児用補助装置を使用させることが療養上適当でない幼児を乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。出典:e-GOV法令検索
また、道路交通法での幼児の定義は、第14条の第3項で6歳未満と明確に規定されています。
道路交通法第14条の第3項
児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任のある者は、交通のひんぱんな道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児に遊戯をさせ、又は自ら若しくはこれに代わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない。出典:e-GOV法令検索

法律の条文では難しく書いているけど、要するに6歳未満はチャイルドシートに乗せなさいよってことね。

あれ?
スマートキッズベルトって、幼児用補助装置に該当するんだっけ?
スマートキッズベルトは、「幼児用補助装置に該当する」と警察庁長官の通知が出ています。
公式HPに通知が載っていますので、こちらをご参照ください。
また、万一スマートキッズベルトの存在を知らない警察官に当たった場合は以下の対応でいいと思います。
ネットで調べられると、いつでも幼児用補助装置に該当することを示せるので安心ですね。
付属の事務連絡の紙はこんな感じです。

模造品と中古品
スマートキッズベルトは、公式HPで注意喚起されているように模造品が出回っているようです。
本体に付いているラベルに「輸入販売元:メテオAPAC株式会社」の記載があるものが、正規品とのことです。
その他パッケージなどよく確認して購入しましょう。
模造品の見分け方はこちら
また、チャイルドシートなど、安全装備の中古品を購入する場合は、製造年月や傷がないかなどよく確認してから購入しないと、安全性能を確保できない場合があるので注意しましょう。
できれば新品を購入するのがいいですね。
まとめ
今回は、レンタカーやカーシェアなどたまにしか車に乗らない人や、チャイルドシートの保管に困っている方に向けて、スマートキッズベルトを紹介しました。
取り扱いやすさは背もたれなしのジュニアシート(ブースターシート)と大差がない、小さいので保管時にじゃまになりにくい、廃棄がしやすいといったメリットがあることを解説しました。
安全基準としてはECE R44/04と最新版の安全基準では有りませんが、現状、日本の道路交通法では使っても問題ないものとなっています。
車をお持ちで子どもとよく乗車する方は、ECE R129/03の基準に適合したジュニアシートを購入する方がよいかと思いますが、たまにレンタカーやカーシェアに乗るだけという方には、車種も選ばないのでおすすめできる製品です。
みなさんが子どもたちと楽しくドライブや旅行に行くための一助として、本記事が参考になれば嬉しいです。
↓娘関連で使ってよかったグッズはこちらにまとめています↓